電気機関車 交流区間の専用機

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■交流区間の専用機■

旧国鉄では、交流用電気機関車の車体は赤2号の1色とされ、EF65のような特急色や近年の北斗星、カシオペアの様な専用塗装は存在しなかったが、昭和43年(1968)以降は20系客車の110km/h運転に対応したブレーキ設備が必要とされたことから、交流電気にもブルトレ牽引専用機が登場した。
東北地区のED75 1000番台や北陸地区のEF70 1000番台などがこのグループに該当するが、とりわけ有名だったのが九州地区のED73だ。
元来貨物牽引用として製造されたが、全機が20系牽引対応改造されて1000番台となり、識別のためナンバーが黄色く塗装されて活躍した。
車体が短く先頭部がくの字形のED73が長編製ブルトレの先頭に立つ姿は、精悍さとともにどこかユーモラスさを感じさせ、ファンの人気を集めた。
そんなED73も引退して久しく、九州発着のブルートレインもはやぶさ、富士のみとなってしまったが、同列車の牽引はED76が担当し、交流電化の地で、赤と青のコントラストを見ることができる。
このほか、青函トンネル区間で北斗星、カシオペア、トワイライトエクスプレスを牽引するED79も、忘れてはならない存在だろう。

交流区間専用機


 

 



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